【株主優待】長期保有による特典を狙え!特典が2倍になることも!
みなさんこんにちは、ともぞうです。
株主優待といえば、その企業の株式を保有する見返りとして各種返礼品を受け取るというものですが、株主優待を実施している企業のなかには、自分たちの会社の株式を長期に渡って保有してくれた株主に対し、通常よりも更に優待品を上乗せする企業もあります。
呼び方は色々あるかと思いますが、「長期保有特典制度」とでも言いましょうか、この流れはここ数年で広まってきたものなのです。私が持っている銘柄においてもこの「長期保有特典制度」を導入している会社がいくつかあります。
そして、またこの長期保有が最近熱いんです!熱いというかお得ですね(笑)今回はそんな株主優待のなかでも「長期保有」によるメリットについてご紹介したいと思います!
株式を長期保有するには?
まず初めに、株主優待をゲットするには「権利確定日」にその会社の株式を保有していることが大前提になります。
権利確定日は会社によって異なりますが、たいてい多いのは3月末(正確には「権利付き最終日」。3月31日ではなく3月28日とかになりますのでご注意ください。)とか、9月末が多いですかね。
権利確定日にその会社の株式を持っていますと、株主名簿に登録され、株主優待や株式の配当金の対象になるという仕組みです。
したがいまして、まず最初の一歩目は、3月末や9月末の権利確定日にその会社の株式を持っていることが条件になります。そして「長期保有」するには、例えば連続で4回権利確定日にその会社の株式を持ち続けることが必要になります。
まぁよりシンプルに、簡単に考えれば、一度買った株式をそのまま売らずに暫く(2年くらい)保有すればよいということになりますね。
どんなメリットがある?
長期保有のメリットについては会社によってマチマチですが、一番多いのはもらえる優待品の数(量)が増えるというものです。
そもそもなぜ会社側が長期保有特典を作るかというと、簡単に言ってしまえば「安定株主」を作るということが目的です。景気の変動によって売買されるのではなく、長い目でその会社を応援してくれる人を増やそうという意図があります。
少し横道にそれましたが、以前ご紹介した「パルコ」ですと、株主優待として半年に一度1,000円分のお買い物券がもらえますが、これが一気に倍!2,000円分もらえたりします。
長期保有特典がある会社とは?
実際に私が保有している会社で長期保有特典がある会社を2社ご紹介したいと思います。
ビッグカメラ(3048)
【権利確定時期】8月末
【通常の優待品】買い物優待券1,000円
【長期保有特典】1年以上2年未満継続して保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には1枚、2年以上継続して保有(株主名簿に連続5回以上記載)の株主には2枚追加
ビッグカメラは買い物券としてそのまま通常のお買い物時に使えるのがいいですね。同社の株式を100株、2年以上継続して保有すれば、通常は1,000円のところが3,000円分ももらえるというのが凄いところです。
ちなみに2月末にも権利確定時期があり、その際にも株主優待がもらえますが、こちらは長期保有特典はなく、一律で1,000円分の買い物優待券がもらえます。
したがって、8月と2月の優待品をあわせると、100株の保有であれば、年間4,000円分の買い物優待券がもらえることになります。ビックカメラは最近株価が高騰しており、以前に比べると多少割高感もありますかね。
ヤマダ電機(9831)
【権利確定時期】3月末及び9月末
【通常の優待品】買い物割引券500円が2枚
【長期保有特典】100株以上を1年以上2年未満継続して保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には3枚、100株以上を2年以上継続して保有(株主名簿に連続5回以上記載)の株主には4枚を追加
ヤマダ電機の株主優待はビックカメラと違い「割引券」となっています。具体的には、ヤマダ電機の商品を1,000円ご購入につき、500円の割引券が1枚使えるというものです。
本音では割引券よりお買い物券のほうがいいのですが、よく考えれば1,000円の買い物が500円になるということで、これはこれで使いがいがありますよね。
まとめ
いかがだったでしょうか?本文でも触れましたが、最近は会社側も自社を長期で応援してくれる個人株主を増やすべく株主優待の拡充に力を入れています。
その一つの例が長期保有特典となりますので、「余裕資金を使って株主優待狙いで投資をしてみようかな~」という方は、長い視点でこのような会社の株式を買うのも一つの考え方と思います。
ただし、株主優待制度は永遠のものではありません。私もこれまでに何度か優待制度の廃止にもあっていますし、優待狙いで買った株が半分以下になったこともありました(笑)いやー、あれはきついですね...。
あくまでも投資ということで、損をすることもありますのでご注意ください。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。